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7月8日熊本県人吉相良へ〜人をむすぶ〜

  • mifunefoodservice
  • 2020年8月4日
  • 読了時間: 3分

九州熊本に住む僕の大学時代の先輩家族が豪雨により被災しました。いてもたってもいられず、必要なものを積み込み車で7月8日熊本県人吉市相良村へ向かいました。

先輩はじめ奥さんやお父さんお母さんとは、大学時代から熊本人吉相良へ遊びに行っている親しい間柄。僕が創業した時も取引先を紹介してくださるなど様々なご縁をいただきお世話になりました。電話で状況を確認すると、お母さんが経営する生花店は浸水し泥まみれ、配達用の車が確認しただけで3台使えなくなる、先輩の会社の職員さんの家族が被災するなど、とても大変な状況でした。


話は少しそれますが、数年前の創業当時、元職場の上司からご好意で車を譲っていただきました。かけだしの大変な時にとってもありがたく活用させていただきました。まさに辛い時を助けられた相棒のような愛着のある車でしたが、6月末にの車検の見積もりを依頼すると整備に数十万、スタッドレスタイヤを交換するとさらに数万円かかることが判明。今回車検を通しても・・・。悩んで悩んだ末、泣く泣く廃車にしようと決めた矢先、今回の豪雨災害が発生。使用できる車両がなく、すぐに用意ができないという先輩の声を聞いたとき、これはまさに〝相棒〟が必要なのではないかと思いました。


悲惨な現状を聞き、いてもたってもいられなくなった僕は、相棒を運転して北海道から熊本人吉まで向かうことに決めました。車に必要物資を準備し天候や道路、公共交通機関を調べて、下のスケジュールで出発しました。


7月8日(水) 23時30分 新日本海フェリーで小樽港出航 21時間航海

7月9日(木) 21時15分 京都舞鶴港 到着 

       京都舞鶴から熊本人吉へ車で移動  移動距離 約800km 11時間の移動

7月10日(金)9時 熊本 人吉 到着


フェリーには災害派遣された陸上自衛隊北部方面隊の車両や隊員がたくさん乗船していました。下船後移動中は幸い大雨にはあたらず、山口から熊本までは雨どころか晴れ間を移動することができました。

人吉市内や近隣町村の被害は甚大で、写真を記録用に撮影しようと思ってはいましたが、撮影を躊躇う光景が多く撮影はしませんでした。想像する以上に市民生活に大きな影響が出ていました。

先輩や先輩のお母さん、お世話になっている会社の社長さんに会いお話すると、大変な状況にも関わらず、みんな笑顔で気丈に話してくれていました。まだまだお会いしたい社長さんや友人はたくさんいましたが、災害直後の混乱のさなかでもあり断念しました。


人と人をむすんでくれた〝相棒〟への感謝と熊本人吉でまた人のために役に立つということに敬意を表し、先輩家族や関係各位のご無事を願いながら、鹿児島空港を後に、北海道新千歳まで飛行機で帰路につきました。


⬆︎こちらがその相棒。(後ろにあるのが自衛隊の車両です。)

熊本で人の役に立つこと、現地の1日もはやい復旧を願わずにはいられません。

 
 
 

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